「万能オイル」と呼ばれるアルガンオイル
アルガンオイルはオイルの中でも特に希少性が高く、モロッコでは民間療法や美容目的として古くから大切に使われてきました。
別名「万能オイル」。アルガンオイルが持つ驚きの効能と、さまざまな使い方をご紹介します。
ブースターオイルとして
優秀なブースターオイルとして人気のアルガンオイル。
ブースターオイルとは、化粧水や美容液を使用する前に使うオイルのことで、オイルなのに水と親和性が高いのが特徴です。
その後に使う化粧品の浸透性を高めてくれることから、いつも以上のスキンケア効果が期待できます。
また、オイルは肌を柔らかくする効果がありますので、美容成分をしっかりとと吸収し、ふっくらとした仕上がりになります。
[使い方]
洗顔後、アルガンオイルを数滴手に取り、肌になじませてください。その後、いつものスキンケア(化粧水→美容液→乳液)をしてください。
エイジングが気になるところに
数ある美容オイルの中でも、アルガンオイルは特にエイジングケアに効果的と言われています。
天然100%でありながら、ビタミンE、オレイン酸、リノール酸、ステロールなどアンチエイジングケアには欠かせない美容成分がたっぷりと含まれていますので、シワ・シミ・たるみの予防と改善に役立ちます。
[使い方]
化粧水のあと、アルガンオイルを数滴手に取り、目元、口元、首まわりなど、気になる部分にやさしくなじませます。
日焼けのケア・予防に
「オイル」と聞くと、日焼けを心配しがちですが、アルガンオイルは酸化しにくいオイルですので、サンオイルのように日焼けを促進する効果はありません。
日焼け予防として、アルガンオイルを使用することで、保湿効果により肌のバリア機能をアップさせ、紫外線のダメージから守ってくれます。
また、アルガンオイルには肌のターンオーバーを手助けする美容成分(ビタミンE)が含まれていますので、日焼け後のケアにも効果的。
ターンオーバーが促進することで、紫外線によって受けたダメージを効率的に排出できるので、素早く健康な肌を取り戻し、保湿性を高めてくれます。
マッサージオイルとして
アルガンオイルは伸びが良く、美容効果も高いため、マッサージオイルとしても優秀で、その実力は都内高級スパで使用されるほど。
[使い方]
洗顔後にアルガンオイルを手に取り、顔に馴染ませてマッサージをしてください。
スペシャルケアに
ストレス肌、疲れた肌には、オイルを使ったホットパックがおすすめです。
肌を温めることでアルガンオイルの美容成分がたっぷりと、更に内側まで浸透。
血行がよくなることで、むくみの改善やエイジングケアに効果的です。
また、蒸しタオルは目の周りの疲れやコリの解消につながりますので、短時間でフェイシャルエステと疲労回復ができ、忙しい現代人におすすめのスペシャルケアです。
[使い方]
洗顔後、アルガンオイルを数滴手に取り、顔全体にやさしくなじませます。
蒸しタオル(タオルを濡らしてラップで包み、レンジで30秒温める ※火傷にお気をつけください)を顔の上に乗せ、1分間パック。
その後はいつものスキンケアを。
アウトバスボティトリートメント(全身)に
カサつきやすい肌、冬の乾燥におすすめしたいのがアウトバスボディトリートメント。
お風呂上がりの肌は、水蒸気に触れたバスルームから乾燥した室内に入ることで、いっきに水分が蒸発する「急激に乾燥する」状態です。
乾燥が進む前に、しっかりと保湿をしてあげることで、乾かない肌をつくることができます。
[使い方]
お風呂上がりの水分が残った状態の全身に、アルガンオイルを塗ります。
アルガンオイルは伸びが良く、親水性が高いので、肌に残った水分を利用して保湿力を高めてくれます。
このとき顔にもオイルを塗っておく(※ブースターオイルとして)と、その後のスキンケアがスムーズです。
アウトバストリートメント(髪)に
髪のパサつき、広がり、ダメージが気になる方に。
アルガンオイルは「洗い流さないトリートメント」としても使うことができます。
身体の最も高い位置にある頭部(髪の毛)は、日々たくさんの外的な刺激を受けています。
スキンケアだけでなく、アルガンオイルをヘアケアにも使うことで、本来のヘルシーで美しい髪へと導いてあげましょう。
[使い方]
お風呂上がりに、アルガンオイルを数滴手になじませて、髪全体につけます。
毛先を重点的に塗っていくことで、髪にうるおいを与えてツヤのある髪を目指すことができます。
その後はドライヤーをして、しっかりと乾かします。
その他の使い方
その他、頭皮マッサージに、バスオイルとして、妊娠線ケアに、赤ちゃんのカサつきお肌に、子供の乾燥肌やアトピーのケアにお使いいただけます。